24時間監視サービスとは?メリット・料金・選び方を徹底解説 | 株式会社ハートビーツ(HEARTBEATS Corporation)|AWS・クラウド・サーバーなどのインフラ運用を24時間365日サポート

24時間監視サービスとは?メリット・料金・選び方を徹底解説

セキュリティ基礎知識

「夜間や休日にシステム障害が起きたらどうしよう…」「情報システム担当者が疲弊している…」このような課題を抱えていませんか?

ビジネスのオンライン化が進む現代において、システムの安定稼働は企業の生命線です。しかし、巧妙化するサイバー攻撃や突発的なシステム障害に24時間365日対応し続けるのは、多くの企業にとって大きな負担となっています。

その解決策となるのが「24時間監視サービス」です。この記事では、24時間監視サービスの基本的な役割から、導入のメリット、料金相場、そして自社に最適なサービスを選ぶためのポイントまで、網羅的に解説します。

この記事を読めば、あなたの会社の運用課題を解決し、事業を安定させるための具体的な一歩が踏み出せるはずです。

この記事のポイント

  • 24時間監視サービスは、専門技術者が24時間365日体制でサーバーやネットワークなどのシステム異常を監視・一次対応するアウトソーシングサービスである
  • サイバー攻撃の巧妙化や夜間・休日のインシデントリスク、深刻なIT人材不足や業務の属人化が背景にあり、業務時間外も含めた体制構築が必要とされている
  • 専門組織(MSPやSOC)に運用を委託することで、社内担当者の夜間待機や障害対応の負担を軽減し、障害への迅速な初動対応や運用コストの最適化を実現できる
  • 自社に最適なサービスを選ぶ際は、実績や対応範囲の柔軟性、インシデント時のサポート体制、費用対効果、レポート品質を比較検討することが重要である

24時間監視サービスとは?基本的な役割を解説

24時間監視サービスとは?基本的な役割を解説の図解

24時間監視サービスとは、企業のサーバーやネットワーク、システム全体を、専門の技術者が24時間365日体制で継続的に見守り、異常が発生した際に迅速に対応するアウトソーシングサービスです。

単にシステムの状態を眺めているだけではありません。その役割は多岐にわたります。

  • 死活監視:サーバーや機器が正常に稼働しているか
  • リソース監視:CPUやメモリの使用率に異常はないか
  • ログ監視:不審なアクセスの記録はないか
  • セキュリティ監視:サイバー攻撃の兆候はないか

これらの監視を通じて異常を検知すると、あらかじめ定められた手順に従って担当者への通知、原因の一次切り分け、そして初期対応までを行います。

このような専門組織はNOCやMSPと呼ばれます。また、特にサイバー攻撃の監視や分析に特化した組織は「SOC(Security Operation Center)」とも呼ばれ、高度なセキュリティ対策の中核を担っています。

関連記事:SOCとは?企業のセキュリティを守る監視体制の役割や構築方法を解説

24時間監視と非24時間監視の違い

24時間監視と、多くの企業で行われている業務時間内のみの「非24時間監視」では、どのような違いがあるのでしょうか。最大の違いは、監視の空白時間が存在するか否かです。

非24時間監視の最も大きなリスクは、攻撃者にとって格好の標的となる夜間や休日にインシデントが発生した場合、発見が大幅に遅れることです。金曜の夜に攻撃を受け、月曜の朝に出社して初めて発覚した、というケースでは、その間に被害が甚大に広がってしまう可能性があります。

監視対象となる主な領域

24時間監視サービスがカバーする対象は非常に幅広く、企業のIT環境全体に及びます。自社のどの部分を監視してほしいかに合わせて、サービス内容をカスタマイズすることが一般的です。

  • サーバー:Webサーバー、DBサーバー、ファイルサーバーなど(オンプレミス・クラウド問わず)
  • ネットワーク機器:ルーター、ファイアウォール、ロードバランサーなど
  • クラウド環境:AWS、Microsoft Azure、Google Cloudなど
  • セキュリティ製品:WAF、IDS/IPS、EDR(Endpoint Detection and Response)など
  • 業務アプリケーション:自社開発のシステムや基幹システムなど

これらのIT資産を包括的に監視することで、あらゆる角度からの脅威や障害に備えることができます。

なぜ今、24時間監視サービスが必要とされるのか?

青いシャツを着た人物がパソコンを操作する手元と、RISK MANAGEMENTの文字を中心に双眼鏡・警告・虫眼鏡などのアイコンが円状に並んだグラフィック

近年、多くの企業で24時間監視サービスの導入が急速に進んでいます。その背景には、現代のビジネス環境特有の3つの大きな課題が存在します。

巧妙化・増加するサイバー攻撃

ランサムウェアによる事業停止や、標的型攻撃による機密情報の窃取など、サイバー攻撃の手口は年々巧妙化し、件数も高水準で推移しています。

特に防御が手薄になりやすい夜間や休日の攻撃が懸念されており、業務時間外も含めた監視体制の強化が求められています

関連記事:2026年版 情報セキュリティ10大脅威とは?最新動向&AWS運用で本当に備えるべき対策と優先順位

IT人材の不足と担当者の業務負荷

多くの企業、特に中小企業では、情報システム部門の担当者が数名しかおらず、幅広い業務を兼任しているケースが少なくありません。

経済産業省が発表している「-IT人材需給に関する調査-調査報告書」によると、2030年には日本のIT人材が最大で約79万人不足する(高位シナリオ)と予測されており、専門知識を持つ人材の確保はますます困難になっています。

このような状況下で24時間体制を自社で構築・維持することは、担当者の心身に大きな負担を強いることになります。「夜中に電話が鳴るたびに、胸が締め付けられる思いがする」といった声は、多くの情シス担当者が抱える共通の悩みです。

結果として、業務が特定の担当者に依存する「属人化」を招き、その担当者が離職すれば運用が立ち行かなくなるというリスクも抱えています。

関連記事:インフラエンジニア不足の現状と深刻な理由とは?企業が取るべき具体的な解決策を徹底解説

ビジネスのオンライン化とシステムの重要性

ECサイト、SaaS、顧客管理システムなど、今やほとんどのビジネス活動はITシステムの上で成り立っています。これは、システムの停止が即座に売上の損失や顧客からの信頼失墜に直結することを意味します

例えば、ECサイトが数時間停止すれば数百万の機会損失に繋がるかもしれませんし、クラウドサービスが停止すれば多くの顧客の業務に影響が及びます。24時間365日、安定してサービスを提供し続けることが、企業の競争力を維持するための必須条件となっているのです。

24時間監視サービス導入の4つのメリット

24時間監視サービス導入の4つのメリットの図解

厳しいビジネス環境の中、24時間監視サービスを導入することは、企業に多くのメリットをもたらします。ここでは、特に重要な4つのメリットを解説します。

担当者の負担軽減とコア業務への集中

最大のメリットは、情報システム担当者を夜間・休日の障害対応というプレッシャーから解放できる点です。

アラート対応を専門家に任せることで、担当者は日中の問い合わせ対応や定型業務に追われることなく、DX推進やIT戦略の立案といった、企業の成長に直結するコア業務に集中できるようになります。

【事例】インフラ専任不在のなか、運用の負担を95%以上削減し開発を加速

月間5〜6億アクセスのSaaSを展開する企業様では、インフラ専任者がおらず、開発チームが通常業務と並行して障害対応を兼務するリソース不足が課題でした。

監視業務をハートビーツへ外注(「サーバー監視一次対応サービス」)したところ、専門エンジニアによる的確なチューニングで今まで届いていた大量の通知が激減。社内の運用負担を95%以上も軽減することに成功しました。

現場のストレスも解消され、本来の業務に専念できるようになったことで開発スピード向上を実現されています。

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セキュリティインシデントへの迅速な対応

サイバー攻撃は、発生からの初動対応の速さが被害の大きさを左右します。24時間監視サービスを導入すれば、セキュリティの専門家が脅威の兆候をリアルタイムで検知し、即座に分析と対応を開始してくれます。

これにより、インシデントの被害を最小限に食い止めることが期待できます。自社対応の場合、検知から担当者への連絡、状況判断、対応開始までに時間がかかりがちですが、そのタイムラグをなくせることは非常に大きな強みです。

運用コストの最適化

自社で24時間365日の監視体制を構築する場合、最低でも数名の専門知識を持つ人材を交代制で雇用する必要があり、莫大な人件費がかかります。さらに、監視ツールや設備の導入・維持コストも必要です。

24時間監視サービスは、複数の企業の監視を共通の基盤と人材で行うことが多いため、自社で体制を構築するよりもトータルコストを大幅に抑えることが可能です。

「高品質なサービスを低コストで利用できる」というコストパフォーマンスの高さも、大きな魅力の一つです。

属人化の解消と事業継続性の向上

特定の担当者しか対応できない「属人化」した状態は、事業継続における大きなリスクです。24時間監視サービスでは、運用手順が標準化・文書化されており、組織として対応にあたります。

これにより、特定の個人に依存しない安定した運用体制を構築できます。担当者の急な退職や異動があっても業務が滞ることなく、事業を継続できる基盤が整います。

関連記事:システム運用の属人化とは?生じるリスクと効果的な解決策を徹底解説!

24時間監視サービスの料金相場とサービス内容

ノートパソコンの上に重ねられたクリップ留めの書類と、手前に置かれた黒い電卓およびペン

サービスの導入を検討する上で、最も気になるのが料金でしょう。ここでは、料金体系の仕組みと、一般的なプランごとの料金・サービス内容の目安を解説します。

料金体系の仕組み

24時間監視サービスの料金は、主に以下の要素によって決まります。

  • 初期費用:導入時の環境設定や運用設計にかかる費用。
  • 月額費用:監視対象の機器数や、月間のアラート発生件数、対応範囲などに応じて変動します。

多くのサービスでは、監視対象の規模に応じた基本料金に、対応内容に応じたオプション料金が加わる形になっています。そのため、正確な料金を知るには、自社の要件を伝えた上で見積もりを取る必要があります

料金相場

24時間監視サービスを導入する場合、全体の費用相場は以下が目安となります。

費用項目相場の目安
初期費用0円〜50万円程度
月額費用(一般的なシステム構成)5万円〜30万円程度
月額費用(大規模構成・高度なセキュリティ分析を含む場合)50万円〜100万円以上

このように費用に幅があるのは、監視対象となるサーバーやネットワーク機器の台数、監視の深さ、夜間休日のみか24時間365日かといった対応時間帯によって料金体系が細かく設定されているためです。

自社で提示できる予算と、解決したい課題の優先順位を整理した上で見積もりを依頼することが、納得のいく導入への鍵となります。

失敗しない24時間監視サービスの選び方5つのポイント

失敗しないサービスの選び方5つのポイントの図解

数多くの24時間監視サービスの中から、自社に最適なパートナーを選ぶためには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。ここでは、比較検討すべき5つの重要なポイントを解説します。

1. サービスの信頼性と実績

最も重要なのは、サービスの信頼性です。企業の重要システムを預けるわけですから、豊富な実績を持つ事業者を選びましょう。

  • 導入実績:自社と同じ業界や同じくらいの規模の企業での導入実績があるか。
  • オペレーターのスキル:実際に対応するオペレーターに技術的なスキルがあるか。
  • 認証の取得:情報セキュリティサービス基準などの公的な認証を取得しているか。

これらの情報は、事業者の公式サイトや導入事例で確認できます。

2. 監視・対応範囲の柔軟性

自社のIT環境は企業によって様々です。将来的な事業拡大も見据え、柔軟に対応できるサービスを選びましょう。

  • 対応環境:オンプレミス、クラウド(AWS、Microsoft Azureなど)、ハイブリッド環境など、自社の環境に対応しているか。
  • 監視対象機器:主要メーカーのネットワーク機器や、特殊な業務システムなども監視対象にできるか。
  • カスタマイズ性:将来的に監視対象を追加・変更する際に、スムーズに対応してもらえるか。

3. インシデント発生時のサポート体制

万が一インシデントが発生した際に、どこまでサポートしてくれるのかは非常に重要です。

  • 報告・連携フロー:異常を検知してから、どのような手順で報告・連携されるのかが明確か。
  • インシデント対応支援:監視だけでなく、原因究明や復旧作業を支援するCSIRT(Computer Security Incident Response Team)のような専門チームと連携できるか。

検知後の対応が遅れたり、連携が複雑化したりするリスクを避けるためにも、インシデント対応までワンストップでサポートしてくれる事業者が理想的です。

4. コストパフォーマンス

料金だけで判断するのは危険です。安価なサービスは、対応範囲が限定的であったり、サポート品質が低かったりする可能性があります。

  • サービスレベルとのバランス:自社が求めるサービスレベルと、提示された料金が見合っているか。
  • 複数社での比較:必ず2〜3社から見積もりを取り、サービス内容と料金を比較検討する。

長期的なパートナーシップとなるため、目先の安さだけでなく、トータルでのコストパフォーマンスを重視しましょう。

5. 報告・レポートの品質

監視サービスは「導入して終わり」ではありません。定期的に提出されるレポートは、自社のセキュリティ状況を把握し、運用を改善していくための重要な資料となります。

  • レポートの具体性:どのようなインシデントが何件発生し、どう対応したかが具体的に記載されているか。
  • 改善提案の有無:単なる結果報告だけでなく、セキュリティリスクの分析や、今後の改善に繋がるような提案が含まれているか。

質の高いレポートを提供してくれる事業者は、運用の改善にも積極的に協力してくれる良いパートナーである可能性が高いです。

24時間監視サービスの導入事例

膝の上のノートパソコンを操作しながら、複雑なデータやグラフが表示された大型モニターを指さす男性の姿

最後に、実際に24時間監視サービスを導入した企業が、どのように課題を解決したのかを具体的に見ていきましょう。

羽田空港Webサイトの24時間365日止まらない運営を実現

羽田空港のWebサイトのプロデュースおよびプロジェクトマネジメントを手掛ける企業様では、台風や降雪などの自然災害時や交通機関の乱れに伴いWebサイトへのアクセスが急激に集中するリスクと、それを24時間体制で支える運用負荷が大きな課題でした。

そこで、24時間365日の有人監視体制を導入。アクセス急増に耐えるサーバーレス構成の構築と、インフラ監視の一次切り分け作業を外部委託しました。

その結果、大型台風でのアクセス急増(通常の数十倍)や海外からのDDoS攻撃が発生した際も、サーバーダウンを起こさず安定稼働を実現。夜間・休日のアラート対応から解放されたことで、Webサイトの改善や企画立案といったコア業務へ集中的に取り組めるようになっています。

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有人監視と電話連絡で初動対応を迅速化

プリントシール機事業を展開する企業様では、クラウド移行後の「初動対応の遅れ」と「監視の属人化」が課題でした。Slack通知だけでは対応担当が曖昧になり、アクセスが1.5〜2倍に急増する繁忙期には、開発者が毎週休日に待機せざるを得ない状況でした。

そこで24時間365日の「サーバー監視一次対応サービス」を導入。オペレーターが状況を把握した上で電話連絡を行う有人監視体制へ変更しました。

結果として、10分以内を目指す迅速な一次対応が定着し、初動時間が大幅に短縮。一次対応を委託できたことで、課題だったエンジニアの「休日待機」を解消できました。

現在は本来注力すべき新機能開発やサービスの改善業務に集中しやすくなったとのお声をいただいております。

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まとめ

本記事では、24時間監視サービスの必要性からメリット、選び方のポイントまでを網羅的に解説しました。

情報システム担当者の負担を減らし、会社の重要なIT資産を脅威から守るために、24時間監視サービスは非常に有効な一手です。自社の運用体制に少しでも不安を感じているのであれば、まずは専門のサービス事業者に相談し、自社の課題を解決するための第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

自社のエンジニアリソースが不足しており、インフラの安定運用や自動化、クラウド移行に課題を感じている場合は、20年以上の豊富な実績を持つハートビーツへお気軽にご相談ください。貴社の課題に合わせた最適なインフラ支援プランをご提案いたします。

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