インフラ運用代行とは?メリット・費用相場と失敗しない業者の選び方 | 株式会社ハートビーツ(HEARTBEATS Corporation)|AWS・クラウド・サーバーなどのインフラ運用を24時間365日サポート

インフラ運用代行とは?メリット・費用相場と失敗しない業者の選び方

コスト削減・最適化セキュリティ基礎知識運用監視障害対応

インフラ運用代行は、自社のサーバーやネットワークの監視・保守を専門の外部業者に委託し、システムの安定稼働と社内リソースの最適化を図る手段です。
ただし、対象とする環境や障害時の対応範囲によって料金プランが大きく変わるため、自社の要件に合った委託先を選定する知識が重要となります。

本記事では、インフラ運用代行の具体的なサービス内容や導入するメリット、費用相場から失敗しない選定基準までを通して整理します。

この記事のポイント

  • インフラ運用代行はシステムの24時間監視と障害対応を専門業者に委託するサービスである
  • 運用保守を手放すことで社内エンジニアを自社の売上に直結するコア業務に集中させられる
  • ブラックボックス化を防ぐため構成図の共有と詳細なレポート提出を契約に盛り込むことが推奨される
  • 費用は初期費用が数千円〜数十万円(中規模で5万〜20万円程度が目安となる場合も)、月額はサーバー1台あたり数千円〜数万円で対象台数と監視レベルに応じて変動する
  • 委託先は自社のクラウド環境での実績と障害時のエスカレーション体制を基準に見極める

インフラ運用代行サービスとは

インフラ運用代行サービスとはの図解

インフラ運用代行は、サーバーやネットワークの監視・保守・障害対応などの業務を外部の専門業者に委託するサービスです。

インフラ運用代行の主なサービス内容と範囲

インフラ運用代行の基本サービスは、システムの24時間365日監視と異常検知時の一次対応・復旧作業です。CPUやメモリの利用状況を常時チェックし、閾値を超えた際のアラート発報から再起動などの初期対応までをカバーします。

さらに高度なプランでは、OSのアップデートやセキュリティパッチの適用といった定期メンテナンスまで委託できるケースもあります。

オンプレミスとクラウド環境における対応の違い

オンプレミスでは物理機器の保守が中心となり、クラウド環境ではリソースの最適化やクラウドネイティブな設定管理が加わります。自社にサーバーを置くオンプレミス環境の場合は、ハードウェアの故障対応や現地でのランプ確認といった物理的な作業が避けられません。

対照的にAWSやAzureなどのクラウド環境では、アクセス負荷に応じたサーバースペックの自動拡張(オートスケーリング)の設定見直しなど、仮想的なリソース管理が主な業務となります。

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インフラ運用代行を導入するメリット

インフラ運用代行を導入するメリットの図解

インフラ運用を外部委託することで、システムの安定化だけでなく社内リソースの最適化に繋がります。

もたらす効果具体的なメリット
システムの安定稼働24時間体制の監視と対応により、障害によるダウンタイムを短縮する
リソースの最適化社内のITエンジニアを開発などの売上に直結するコア業務に専念させられる
スキルと知見の補完自社に不足している高度な専門知識や最新のセキュリティ対策を活用できる

24時間365日の安定稼働と障害の迅速な復旧

専門のオペレーターが常時システムを監視するため、深夜や休日の障害発生時でも迅速な復旧対応が可能です。社内担当者だけで24時間体制を構築するには、シフト勤務の導入や夜間待機の手当など多大な労力とコストがかかります。

専門の代行業者を利用することで、システム停止に伴う機会損失を抑えながら、安定した稼働基盤を維持しやすくなります。

【事例】インフラ専任不在のなか、運用の負担を95%以上削減し開発を加速

月間5〜6億アクセスのSaaSを展開する企業様では、インフラ専任者がおらず、開発チームが通常業務と並行して障害対応を兼務するリソース不足が課題でした。
監視業務をハートビーツへ外注(「サーバー監視一次対応サービス」)したところ、専門エンジニアによる的確なチューニングで今まで届いていた大量の通知が激減。社内の運用負担を95%以上も軽減することに成功しました。
現場のストレスも解消され、本来の業務に専念できるようになったことで開発スピード向上を実現されています。
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コア業務へのIT人材リソースの集中

運用保守の手間を手放すことで、社内エンジニアを自社の売上に直結するシステム開発や企画業務に割り当てられます。経済産業省の調査でもIT人材の不足は深刻化しており、貴重なエンジニアを日々の監視業務に疲弊させるのは得策とは言えません。

定常的な作業を外部に切り出すことで、企業競争力を高める新規事業やDX推進へリソースを振り向けられるようになります。

【関連記事】:インフラエンジニア不足の現状と深刻な理由とは?企業が取るべき具体的な解決策を徹底解説

最新のセキュリティ対策と専門スキルの活用

クラウドのアップデートや新たな脅威に対するセキュリティパッチの適用など、高度な専門知識を要する領域をプロに委託できます。インフラ技術の進化は早く、社内の人間だけで最新のセキュリティ動向を常にキャッチアップし続けるのは困難なのが実情です。

専門業者の知見を取り入れることで、自社の環境に合わせた最適なセキュリティ設定が維持され、サイバー攻撃のリスクを低減する効果が期待できます。

インフラ運用代行を利用する際の注意点

差し出された手のひらの上に浮かぶ、黄色の三角に黒のびっくりマークが描かれた警告・注意アイコン

外部委託にはメリットが多い反面、社内にノウハウが蓄積されにくくなる点に留意が必要です。

委託に伴う懸念事項対策と判断基準
環境のブラックボックス化定期的なレポート提出と構成図の共有を契約事項に盛り込む
不正アクセスや情報漏えい業者のISMS取得状況や、アクセス権限の管理ルールを事前に確認する

自社のインフラ構成やブラックボックス化の懸念

運用を完全に丸投げすると、自社システムの構成や障害履歴が社内で把握できなくなるリスクが生じます。長期間同じ業者に依存し続けると、担当者が交代した際や別の業者へ乗り換える際に、現状の仕様が誰にも分からないという事態に陥るケースも珍しくありません。

これを防ぐためには、月次レポートの定期提出や最新のインフラ構成図の納品を契約事項に明記し、社内でも運用状況を継続的に把握できる体制を確保しておくことが推奨されます。

セキュリティ要件と情報漏えいリスクの確認

外部の業者が自社のサーバーにアクセスするため、情報漏えいを防ぐ厳格なアクセス制御ルールの設定が大切です。委託先の作業用端末からマルウェアが侵入したり、不適切な権限付与によって機密データが閲覧されたりするインシデントも想定されます。

委託先のISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)取得状況や、作業ログの記録体制が整備されているかは、事前に確認しておくべき重要な判断基準です。

インフラ運用代行の費用相場と料金体系

電卓とメモ用紙と黒い鉛筆

料金は、監視するサーバーの台数と、どこまでの対応を委託するかによって決まります。

費用の種類金額の目安と内訳
導入時の初期費用数千円〜数十万円。監視ツールの導入や監視手順書の作成にかかる
継続的な月額費用サーバー1台あたり数千円〜数万円。対象台数と監視レベルに応じて変動する

初期費用と月額費用の内訳

初期費用はシステム構成の把握と設定にかかる費用で、規模や事業者によって数千円〜数十万円と幅があります。中規模環境では5万円〜20万円程度が目安となる場合がありますが、小規模なプランでは1万円以下から対応している事業者も存在します。初期費用には、対象サーバーへの監視エージェントのインストールや、アラート発生時の対応手順書(ランブック)を作成する工数が含まれます。

月額費用は、監視のみのシンプルなプランであれば1台数千円からスタートし、障害対応まで含めると1台あたり数万円単位に上がるのが通例です。 台数や対応内容が増えるにつれ、月額の合計は数十万円規模まで変動するため、導入前に監視対象台数と委託範囲を整理したうえで総額で比較することが重要です。

監視レベルや対応範囲による料金の変動

死活監視やリソース監視のみの基本プランは安価ですが、障害時の復旧作業やOSのパッチ適用まで含めると料金が上がります。例えば「アラートを検知してメールで通知するだけ」のプランと、「エンジニアがログインして再起動やプロセスのキルを実行する」プランでは、求められる技術力と対応時間が異なるため、料金に大きな差が生じます。

自社の体制でどこまでカバーできるかを洗い出し、不足している部分だけを委託することでコストを最適化していく方針が理にかなっています。

失敗しないインフラ運用代行会社の選び方

失敗しないインフラ運用代行会社の選び方の図解

委託先を選定する際は、自社が利用するインフラ環境への知見と、障害発生時の連絡体制を見極める必要があります。

比較検討の観点確認すべきポイント
対象環境への適合性AWSやAzureなど、自社が利用するクラウドの公式認定を保有しているか
エスカレーション体制障害時に誰が・どの手段で連絡し、業者側でどこまで対応を完結させるか

自社の環境での豊富な実績

自社が稼働させているオンプレミス機器やクラウドサービスに関する構築・運用実績が豊富な企業を選ぶのが前提です。AWSとAzure、あるいはGoogle Cloudでは、監視に用いるマネージドサービスや設定のベストプラクティスがそれぞれ異なります。

各クラウドベンダーが提供する公式のパートナー認定を取得しているか、同規模・同業界での導入事例があるかを確認することが、技術力を見極める判断基準となります。

障害発生時のエスカレーション体制の明確さ

システム障害を検知した際、代行業者から自社の担当者へ連絡が来る条件と、業者側で自己完結できる対応範囲を事前にすり合わせておく必要があります。深夜帯のアラートに対して、すぐに自社の担当者に電話連絡が来るのか、それとも翌営業日の報告で済ませるのかなど、ビジネスへの影響度に応じたルール決めが大切です。

この対応範囲や連絡のフローが曖昧なままだと、重大な障害が発生した際の復旧遅延を引き起こす要因となります。

まとめ

電球イラストのメモとボールペン

インフラ運用代行は、システムの24時間365日の監視と障害対応を専門業者に委託することで、安定稼働とコア業務へのリソース集中を両立させる手段です。オンプレミスからクラウドまで対応範囲は幅広く、監視レベルに応じた料金体系が組まれているため、自社のシステム規模やセキュリティ要件に合わせたプラン選択が求められます。

しかし、自社に最適な委託範囲を見極め、ブラックボックス化を防ぐための体制構築までを独力で進めるには、相応の知見と調整の手間がかかります。社内のインフラ専任者が不足している状況では、日々の運用業務に追われて業者の選定や要件定義の段階でつまずいてしまうケースも珍しくありません。

インフラ運用で20年以上の実績があるハートビーツでは、AWSやAzureをはじめとする多様な環境の運用を、専門のインフラエンジニアが包括的にサポートしています。具体的には、障害発生原因の調査・対策から、日々のセキュリティアップデート等の情報収集・対応要否の判断、コスト最適化のご提案までトータルでサポート可能です。
貴社の課題に合わせた最適なインフラ支援プランをご提案いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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