こんにちは。
経営企画室の磯崎です。
ハートビーツでは積極的に学生さん向けにインターンシップを実施しています。
今年はハートビーツとしてはじめてのプログラムにも挑戦しました。
本ブログでは、実施しているインターンシップのご紹介はもちろんですが、これまでのインターンシップの歴史や実態、その中でハートビーツとしてはインターンシップにどう向き合っているのか、そういったことについてお話してみたいと思います。
インターンシップの歴史
まずはインターンシップの変遷についてですが、すごく簡単にまとめるとこんなところです。
- 2016年までのインターンシップ:「5日以上」であり、選考直結はNG
- 2017年からのインターンシップ:「1日からOK」であり、選考直結はNG
※厳密にいうと、企業の広報活動のためのプログラムであるとNGだったりします。
当時の記事ですが、2019卒就活日程決まる!「1日インターン」OKにをご覧ください。
これには当時から賛否ありましたが、ポジティブに捉えると、学生さんにとっては、より気軽に参加できるようなものとしてインターンシップが位置づけられるようになったのが大きな変化です。
この1dayインターンシップ解禁によりどうなったか
では、この2017年の1dayインターンシップ解禁により、学生さんの動向にどのような変化があったのか、 詳しくは、20卒学生インターンシップ参加率は72.8% 平均参加社数は3社で過去最高をご覧いただければと思いますが、インターンシップ参加がもはや当たり前になりました。
わたしが就活していた10年前は、インターンシップに参加する友達はほぼいなかったです。 参加していると、意識高いような印象を持たれていたと思います。
しかし、現在の学生さんの立場からすると、いまは参加は当たり前、参加していないと焦ってしまう、そのようなものとなりました。 インターンシップの位置づけは劇的に変化したと言えると思います。
1dayインターンシップのデメリット
このように当たり前のものとなったインターンシップですが、課題もあります。
いくつかあげられますが、個人的に最も良くないと思うのは、以下の実態です。
- 1dayインターンシップ=会社説明会
残念ながら、このようになっているケースが非常に多いことです。
つまりブログ冒頭の部分で、厳密にいえば、企業の広報活動のためのプログラムであるとNGと記載しましたが、実態としてはNGになっていないという話です。
ハートビーツのインターンシップへの向き合い方
ではこのような課題が広く認知されている中、ハートビーツではどのようにインターンシップを企画しているのか、ポイントを簡単にまとめます。
- 会社説明会とかグループワークがあるだけのプログラムとしない
- ハートビーツならではのプログラムにする
- 選考直結としない
- できるだけ学校で体験できないようなことを体験してもらう
- ハートビーツ、ハートビーツ社員のことを知ってもらう
エッジの効いたインターンシップを実施している企業も多い中、このようなとてもシンプルなポイントを踏まえた企画としています。
ただ、大きな特徴で言いますと、以下の2つが挙げられます。
- 学生さんの集客のために、一切、媒体利用はしていません。
- すべて学校経由(就職課、もしくは担任の先生)からの、学生さんが対象です。
とにかく1dayインターンシップなどの実施日数をたくさんつくり、たくさんの学生さんと早期に接触するためにインターンシップを実施することは、わたしは本質からズレると考えているので避けています。
とは言っても、これを実現するにはなかなか大変ですので、それなりの戦略、活動量が必要です。
学校経由のインターンシップを実現するためにわたしが活動していることは、過去ブログのハートビーツの学校訪問の考え方をご覧ください。
ハートビーツのインターンシップのご紹介
では、最後にハートビーツのインターンシップをご紹介します!
3パターンありますが、それぞれ簡単な概要と、実際に体験していただいた学生さんのブログや感想も載せますので、ぜひご覧ください!
1ヵ月のインターンシップ
テーマ
PythonでSlackbot開発
概要
オンライントレーニングでPythonの基礎を学びながら企画書を作成し開発、最終日に成果発表
参加学生さんのブログ
その他補足
事前に参加学生さんと顔合わせを行い、卒業制作に向けてこれまで触ったことのないPythonを使えるようになりたいという希望があったため、Pythonで成果物をつくるプログラムを実施しました。 最終日には成果発表会を行い、作成したSlackbotのデモンストレーションも披露しました。
2週間のインターンシップ
テーマ
社内サーバのシステムトラブル復旧対応の実践
概要
普段馴染みのないシステムトラブルにおける必要な最低限のスキルを学び、実際にシステムトラブル復旧に挑戦
参加学生さんのブログ
その他補足
事前に参加学生さんと顔合わせを行い、インフラエンジニアとしての業務が全く想像つかないという声もあったため、システムトラブル復旧における基礎から実践までを体験できるプログラムを実施しました。 進捗も良かったため、最後の2日間では、社内の技術コンテストHISUCONにも、チームを2つにわけて挑戦しました。
1日のインターンシップ
テーマ
社内サーバのシステムトラブル復旧対応を通じてハートビーツのノウハウを知る
概要
代表藤崎による創業から未来についての話・質疑応答、そして社内見学ツアーを通してハートビーツを知る
システムトラブル対応の基礎講義から実際のトラブル対応をライブで見ることで、インフラエンジニアの業務を学ぶ
参加学生さんの感想
以下、回答いただいたアンケートより一部抜粋しました。
- 正直早すぎて何をしているのかわからなかったですが、憧れは持つことが出来ました
- 実際にコマンドでトラブル復旧の解決を見れたことに対し、とても自分の糧になったと感じました。
- 最後の実演の際、プロは流石だなと感動しました。良い目標が出来たことに感謝します。
- システムトラブル対応がどのようなものなのか、どれだけ大変なものなのかを学ぶことができました。
- システムトラブルの原因特定の仕方や対処の手順を知ることが出来ました。
その他補足
決して人事による会社紹介はメインとせず、代表の藤崎と対話できる機会をつくり、そして実際に働く執務や休憩スペース、会議室、社内サーバなどもご案内しました。 メインコンテンツとしては、できるだけ業務のギャップが最小限になるようなプログラムを実施しました。少しでもインフラエンジニアとしての業務イメージがつくように、実際のシステムトラブル対応の過程で使うコマンド等の説明と、テストサーバでシステムトラブルを発生させて実際の業務スピードで復旧対応のデモンストレーションを実施しました。
おわり
学生さんにとって、中身の濃いインターンシップにするためには、人事だけではなく現場エンジニアの方の協力が必要です。 わたしはとてもとても助けられています。
今後もインターンシップは継続して実施していきますが、学生さんが心の底から参加してよかった!と思っていただけるような、そんなインターンシップをハートビーツでは企画していきたいと思います。
学生さんへ
ハートビーツのインターンシップに参加してみたいな!と思った学生さんは、担任の先生や就職課の先生に相談してみてくださいね!
先生へ
ハートビーツのインターンシップに参加させてみたいなー!と思った先生は、ぜひ、わたくし磯崎宛てで直接弊社までお電話、もしくはHPのお問い合わせよりご連絡いただけると嬉しいです!
よろしくお願いします!