こんにちは、いろいろ担当の菱田です。
目次
読了目安:[4分未満]
- リリースエンジニアリングの要件が増えている
- 弊社のサービス提供範囲は基盤もOSもミドルウェアも
- オペレーションは、アウトソースするべき?
- 選定時の指標
11月に入り、だんだんと年末の足音が聞こえてくる季節ですね。
弊社オフィスが新宿御苑ですので、このあたりのイベントだと
花園神社の酉の市が有名ですが、私自身はまだ足を運んだことがないので
今年は時間を作って行ってみたいと思っております。
閑話休題
さて、今年も色々なお客様のシステム運用支援をしてまりましたが
今年は特に要求が変わってきたなと感じた一年でした。
何が変わってきたのか、それに対してどう提供しているのかを書いていきたいと思います。
リリースエンジニアリングの要件が増えている
弊社のお客様は、事業会社や開発会社が多いので、開発者のグループ、またはそのカウンターに立っているインフラ基盤のチームが顧客となります。
細かな要求やその品質の違いは多少あるのですが、今年の相談の最多は
リリースエンジニアリング含めたインフラの監視運用
でした。お客様の言葉を借りてもう少し端的に伝えると
私たちから見るとデプロイする先は全部「インフラ」なのでまるごとよろしく頼む!
という感じです。アジャイルソフトウェア開発、スクラムでの開発とともに、継続的インテグレーション(CI)・継続的デリバリー(CD)が一般的になりつつある中で、クラウドのインフラの定義が
基盤とOS から
基盤とOS、それを取り巻くソフトウェア
までになりつつあります。
定義が変わると要求事項も当然変わるわけで、前述の
私たちから見るとデプロイする先は全部「インフラ」なのでまるごとよろしく頼む!
となるのも頷けます。
弊社のサービス提供範囲は基盤もOSもミドルウェアも
要求が変われば、提供範囲も変わると思いきや、弊社では 基盤・OS・ミドルウェア までが
マネージドサービスという形で提案・提供をしているので、この要求にも特段困ることなくサービスを提供しています。
弊社ではMSP事業と開発事業2つが存在します。
DevelopmentとOperationsを1つの会社で持っている、またOperationsのほうが
歴が長いという稀有な会社です。
そして、近年の取り組んできた 機械化 の技術面では
- Infrastructure as Codeの活用
- ソフトウェアエンジニアリングの活用:Serverspec, Ansible, Terraform, Gitlab, Jenkins, Python, Go 等々
- コンテナ技術の活用:Docker, Kubernetes
があります。
上記を取り組んでいることもあり顧客に対して開発サイクルまで踏み込んで
成果を出すワークフロー/実装までのニーズに応えられるようになってきたのかなと感じています。
オペレーションは、アウトソースするべき?
会社のブログなのでどう書いてもポジショントークなりますが(笑
私は外注したほうがメリットがある会社が多いと思っています。
インフラの分野に特化したエンジニアは非常に少ないため、採用コストが高く採用計画が立てにくいというのが最大のデメリットです。弊社でもそれを理解しているので、中途採用よりも新卒・未経験者の教育に注力している面もあります。
事業会社も二極化してきているのを肌で感じます。
メガベンチャーや大企業では人材採用も豊富にできるので、上記のデメリットを打ち消し、内製することでノウハウの蓄積、研究開発に生かすことができます。
急激な成長するスタートアップやゲーム企業、B to Bサービスなどの企業などはインフラに関するコストコントロール・注力分野以外は外部のノウハウを利用という観点では、メリットになります。
選定時の指標
外部のノウハウというのは非常にメリットが高いのですが、そのノウハウをどの程度持っているのかを選定指標になっているなと感じています。
合わせて
- そのノウハウが組織で均一化/共有されている
- 似たようなアプリケーションのシステム運用の経験がある
- 今・そして先々まで見越したシステムの監視運用の提案までできる
というところまでが選定の評価対象になっているなと感じた1年でした。
ぜひ、基盤・OS・ミドルウェアまででお困りのことがあれば一度ご相談ください!