株式会社TVer Technologies様
丁寧なコミュニケーションと迅速対応で、安心のサービス運用を実現
- 課題
- ・ほとんどすべてを業務委託パートナーに依頼する体制で業務を行っており、24時間365日の監視体制を自社だけで整えることが難しかった
・24時間365日システムを稼働し続ける必要があるため、徹底した監視体制と柔軟なサポートを求めていた
- 結果
-
サービスリリース後、システム停止を伴う大きなトラブルは発生せず、安定したサービス運営を実現できている
提供サービス
ここに注目!
サービスの提供開始に伴い、24時間365日体制の監視運用をハートビーツに委託
- 民放各局の番組をPCやスマートフォンで無料視聴できる「TVer」。TVer IDに登録すると、お気に入り登録などTVerサービスをより便利に利用できます。またインターネット接続テレビとTVer IDの会員情報をリンクさせる「Tverリンク」を利用すると、番組企画への参加、テレビでのプレゼント応募などが可能です。
2023年10月に、一度のTVerリンク設定で5局(日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ)に反映できる「5局まとめて設定」を開始。5局は視聴データをTVer IDとひもづけ、同意に基づき番組・広告分析やサービス改善に活用しています。この基盤となる共通ID(各局で収集した視聴データにおいて、同じテレビのデータかどうかを判定するためのID)の発行・管理を担うのが、株式会社TVer Technologies様です(以下、TVer Technologies様)。
サービスの安定運用には24時間365日の監視が不可欠で、同社はその監視業務をハートビーツに委託しています。今回は、代表取締役社長・前田 寿之様に、ハートビーツのサービスを選ばれた背景や決め手、ご利用時のご感想などについてお話をうかがいました。
- 現在、ご担当をされている業務や、貴社での役割についてお聞かせください。
- 前田様:私は、経営の統括から日常的な雑務まで幅広い業務を行っています。業務委託のパートナーと協力しながら日々の業務を進めており、インフラ(AWS環境)の監視運用についてはハートビーツさんにご依頼しています。
- 当社のサービスをご利用いただく前は、どのようなお悩みや課題をお持ちだったのでしょうか。
- 前田様:「5局まとめて設定」をリリースした当時も、主に業務委託メンバーと協力しながら多くの業務を進めていました。サービス提供にあたり監視業務を委託できるパートナーを探しており、複数候補の中から最終的にハートビーツさんに依頼しました。弊社にはGCP上で稼働しているサービスも別にあるのですが、現在ハートビーツさんには主にAWSのアラート監視を中心に24時間365日体制で対応していただいています。
トラブルが発生した際には迅速に対応してもらえる体制が魅力。安価な料金で丁寧なコミュニケーション、サポートを実施
- ハートビーツを選ばれた背景や決め手を教えていただけますでしょうか?
- 前田様:いくつか候補はありましたが、コスト面とサービス内容を比較した結果、ハートビーツさんを選定いたしました。24時間365日のアラート監視など直接雇用ではコストが高くなる業務を比較的安価な料金で実施できる点が大きな決め手でした。
- ハートビーツのサービスを導入後、どのような効果を実感していただいていますか?
- 前田様:ハートビーツさんのサービスを導入以降、システムを停止せざるを得ないような大きなトラブルは発生しておらず、安定して稼働し続けていると感じています。万が一トラブルが起きた場合にも、迅速に対応していただける体制があるため、大きな安心感につながっています。
- ハートビーツを利用してよかったと感じていただいた印象的なエピソードは何かございますでしょうか。
- 前田様:幸いなことにこれまで大きなトラブルは発生していないため、障害対応に関して特筆すべきエピソードは特にございません。ただ、定期的なミーティングで不安点や懸念点を丁寧にヒアリングしていただいており、トラブルがないときでも細やかにサポートしていただいていると感じています。
インフラに関して大きなトラブルなく運営できているのはいいことですが、今後もミーティングについては定期的に設定していただけたらと考えています。3ヶ月に1回など、どれくらいの頻度で実施するのかも含めて改めて相談させてもらえたらと思います。その際は、エンジニアも交えて監視体制やトラブルが発生した際の対応方法、連絡フローなどについて、改めて確認させていただけたら幸いです。 - 日常業務で疑問点や不安点があった際などは、柔軟にコミュニケーションを取って解決できる体制はあるのでしょうか。
- 前田様:必要なときにはチャットですぐに問い合わせでき、回答もスピーディーなので助かっています。また、Backlogを活用して課題管理をサポートしていただいているのもありがたい点です。
トラブルの内容によっては、ハートビーツさんだけでなくシステム開発会社の担当者も含めて対応を検討する場合があります。そのため、有事の際の連絡フローについては今後さらに整理したいと考えています。 - 外注先を決めるプロセスの中で、特に重要視していることをおうかがいできますか?
- 前田様:セキュリティ基準を満たしていることはもちろんですが、業務上の円滑なコミュニケーション、そして真摯かつ迅速に対応していただけることを重視しています。社内外を問わず、これらの要素がそろっていなければ、仕事はスムーズに進められないと考えています。
ハートビーツさんはいずれの点も満たしており、丁寧にコミュニケーションを取っていただけているので非常に助かっています。
システムをより安全に稼働させるための提案・意見にも期待
- 貴社の今後めざす姿や組織づくりについてお聞かせください。また、そこで必要となるハートビーツへのご要望がございましたら教えてください。
- 前田様:現在、多くの業務を業務委託パートナーと連携しながら進めているため、委託先とは円滑なコミュニケーションを取りながら、委託先自身が主体的に業務を遂行してくれることを期待しています。理想は委託先から自発的に提案をいただき、協力しながら業務を進められる形です。
たとえば、エンジニアの観点から「システムをより安全に稼働させる方法」など、私たちでは目が行き届きにくい部分について積極的にご提案いただけると非常に助かります。ハートビーツさんには、今後も円滑なコミュニケーションを維持しつつ、システムの安定稼働に向けた改善提案やご意見を積極的にいただければ幸いです。
※所属組織、業務内容、写真など、インタビュー内容は取材当時のものです。
2025年8月
企業プロフィール
| 企業名 | 株式会社TVer Technologies |
|---|---|
| 創業 | 2019年8月1日 |
| 事業内容 | 放送局の視聴データ収集と利活用サービスの提供 |