ハートビーツは、2025年8月18日から約1ヶ月間にわたり開催された「首都圏国立大学合同ハッカソン」に、企業メンターとして参画しました。
本ハッカソンは、ソフトバンク株式会社と電気通信大学・東京外語大学・東京農工大学が共催し、首都圏6大学(電気通信大学、東京外国語大学、東京農工大学、お茶の水女子大学、東京海洋大学、一橋大学)から選抜された学生24名が参加したイベントです。
「AI技術を活用して参加企業の新規事業を創造しよう」というテーマのもと、アイデア出しからプロトタイプ開発、最終発表までを競い合い、単なる技術開発に留まらず、ビジネス化を視野に入れた実践的なプログラムとして展開されました。
協力企業としての参画と担当チームの取り組み
ハートビーツは、学生たちの挑戦をサポートする協力企業4社(花王、CRI・ミドルウェア、東京スター銀行、当社)のうちの1社として参画し、代表取締役:藤崎正範とCISO:佐野裕がメンターとなり、エンジニアリングと顧客課題解決の知見を活かして学生チームの活動を全面的にサポートしました。
担当チーム「BOSS」が開発したサービス
当社がメンターとして伴走したのは、全員が様々なリーダー経験を持つメンバーで構成されたチーム「BOSS」です。
チームBOSSは、企業の人事評価や原価管理などの業務負担を軽減するためのツール「Shirusia(シルシア)」を発表しました。
| Shirusia(シルシア)のサービス概要 記憶ベースや手作業に依存しがちな人事評価・原価計算の課題に対し、PCやチャットツールの活動ログを自動収集し、AIが根拠付きで要約を生成。評価面談の準備工数や原価管理業務を効率化する仕組みです。 この導入により、上司一人あたり年間84万円相当の工数削減効果が見込まれるなど、実務的なインパクトも明確に示しました。 |
チームBOSSは、この「Shirusia(シルシア)」の事業設計の論理性やプロトタイプ開発の進捗などが評価され、Day4の中間発表では全4チーム中2位の成績を収めました。最終結果としては3位となりましたが、跡部准教授(東京農工大学)から「学生にとっては身近ではない課題だったが、よく調べて取り組んでいた。AI評価システムの弱点を補えば、非常に強力なプロダクトになる」と評価をいただきました。
メンタリングを通じた学びの提供
本ハッカソンでは、企業メンターと学生との密な交流が、学生の大きな成長につながったことが確認されています。
イベント終了後のアンケートでは、「企業メンターとの交流による学び」について、参加学生の総合満足度が9.5/10点(満点10点)と非常に高い水準を記録しました。


今後の取り組みについて
今回、この合同ハッカソンへの参画を通じて、未来のIT業界とイノベーションを担う次世代の人材に向け、技術とビジネスの両輪を回す経験を積む機会を提供できたことを大変喜ばしく思います。
ハートビーツは、今後もこのような産学連携の場に積極的に貢献し、学生が持つ柔軟な発想と当社の持つ確かな技術・ノウハウを結びつけることで、社会全体の技術力向上と新しい価値の創造に尽力してまいります。
※イベントの詳細は以下よりご覧いただけます
首都圏国立大学合同ハッカソン(ソフトバンク公式ブログ)