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hb-agent - 構築・監視項目検出自動化ツール hb-agentのご紹介

   

こんにちは。斎藤です。

私の記憶では2012年頃から盛り上がり始めた、ITインフラ構築・運用の自動化やコード化のお話ですが、その後みなさまどのような形で推進されていますか?あれから3年ほど経ちまして、当社でも取り組んできた内容を一旦棚卸しできるかなと考え始めています。そうそう、「MSPでのChefの使い方 --- 運用ノウハウをコードに落とす」という記事を書いた日から考えても、2年以上経っています。

そこで、何回かに分けまして、私が担当していたITインフラ構築・運用の自動化・コード化に関する取り組みについてご紹介していきます。

TL;DR

hb-agentは、「初期構築作業の自動化」「監視項目洗い出しの自動化」そして「ノウハウをコードに集約」を実現する社内ツールです。

導入を通じて、構築時間の短縮、ノウハウの共有がすすみました。その結果、新しいスタッフが入った時でも習熟度のぶれを押さえ、構築品質を担保しやすくなりました。

また、ハンズオンやドキュメンテーションを通じて利用を促進し、社内GitlabのIssueやPull Request(Merge Request)を通じて常に改善を続け、環境の変化に対応しています。

          

ハートビーツ発のITインフラ本を読んで新人研修で差をつけよう

   

こんにちは。斎藤です。

CTOの馬場が、昨年末から立て続けにITインフラの基礎に関する2冊の単著「Webエンジニアが知っておきたいインフラの基本」(以下、子鹿本)と「15時間でわかるCentOS集中講座」(以下、15時間本)を出版しております。春からの新人研修の際にぜひこれらの書籍をご利用頂けたらと考え、レビュワーである私からこれらをご紹介します。

どちらも入門書ですが、それぞれ色がちょっと違います。子鹿本は、座学として学んでおきたいITインフラの一連の業務、即ち設計〜構築〜監視〜チューニングの事柄を網羅しています。15時間本は、自習ドリルとしてOSのインストールから始まる構築作業を手を動かして学べるものです。

          

Apache HTTP Server: MPMパラメータ チートシート

   

こんにちは滝澤です。たまにはapacheネタということで一つ。

Apache HTTP ServerのパラメータチューニングではMaxClientsなどのMPM(マルチ プロセッシング モジュール)関連のディレクティブの設定値を調整することが多いです。本記事ではMPM関連のディレクティブのデフォルト値やディレクティブ間の関係を表にまとめたので紹介します。

          

Rundeck こういうことってできるの?集

   

こんにちは。斎藤です。

過日、本ブログにて Rundeck というジョブスケジューラを紹介しました(参考: 「Rundeck - cronから移行しやすいジョブスケジューラを使ってみよう」)。それを通じて、主に社内で「こういったことってできるの?」という話がいくつかあがってきました。

今回は Rundeck ができること、できないことを逆引き的にまとめてみました。

※Rundeck は 2.4.0 を基に説明しています。

※増えるようでしたら随時追記します。

          

Rundeck - cronから移行しやすいジョブスケジューラを使ってみよう

   

こんにちは。斎藤です。

最近、Dockerなどのコンテナ型仮想化技術、Chef, Ansible, Itamae などによるITインフラ構築・運用自動化技術の利用が進んでいます。一方で、何年も動いて「歴史」を積み重ねているシステムも数多くあります。そして、私を含めてそれらの運用に関わる事もあるでしょう。そんな「歴史」のあるシステムも、何とか運用を効率化したいと思う事があるかもしれません。

今日は、バッチジョブや複数サーバに対する運用を効率化するRundeckを取り上げます。「何ができるの?」「はじめかた」そして「利用時の留意点」の3点についてお話しします。

※OSはCentOS 6系、Rundeck はバージョン 2.4.0、Java VM は Oracle JDK 1.7.0_72 を利用しています。