O'REILLY Velocity 2015 Santa Claraが2015年5月27日から29日まで開催しています。ハートビーツからも松鵜と滝澤の二人が参加しています。
5月27日にチュートリアルに参加してきたのでその一部を紹介します。
後編も公開しました。(6月4日追記)
なお、内容については紹介している資料を確認してください。聞き間違えたり、認識が違っているかもしれないためです。
※写真は初日のチュートリアル終了後のパーティー会場に使われたLevi's Stadiumです。
Best practices for MySQL High Availability
このチュートリアルではMariaDB FoundationのColin Charles氏がMySQLおよびその派生の高可用性(High Availability)についてベストプラクティスを紹介してくれました。
高可用性を実現するための、非同期レプリケーション、準同期レプリケーション、DRBD、SANストレージ、Tungsten Replicator、MHA、Galera Clusterなどを利用した様々な方法を紹介し、それぞれの特徴を説明していました。
結論としては、オープンソースソフトウェアだけで高可用性を求めるならMHAかGalera Clusterを使うのがよいという話でした。特に台数が多い場合はMHAを、高可用性を求めるならGalera Clusterを。
この記事を書いている時点ではまだ資料は公開されていませんが、SlideShareのColin Charles氏のページで公開されると思います。
Building an effective observability stack
このチュートリアルはPythian社のLaine Campbell氏とalexlovelltroy氏が彼らのモニタリングシステムについて紹介してくれました。
モニタリングシステムにSensu、rabbitMQ、logstash、statsd、graphite、elasticsearchを組み合わせて利用し、ダッシュボードにkibana、uchiwa、grafanaを使っています。 今時のモニタリングシステムはこうあるべきだという見本のような内容なので、監視に興味のある人はぜひ資料をごらんください。
資料:
Linux Perf Tools
Netflix社のBrendan Gregg氏がLinuxのパフォーマンス計測ツールの紹介をしてくれました。
計測ツールについてはおなじみのGregg氏の話です。以前の資料を読んだことがある人もいると思いますが、内容がアップデートされているのでこの資料を読むと新たな発見があると思います。
資料:
後編は28日と29日のセッションからいくつか紹介します。