株式会社メルカリ様 | 株式会社ハートビーツ|AWS・クラウド・サーバーなどのインフラ運用を24時間365日サポート

導入事例

株式会社メルカリ様

多様な採用ニーズに対応するコーディングテストツールを構築。GitHub運用の自動化で運用負荷を軽減

課題
・さまざまな採用ニーズに対応できるコーディングテストツールがなく、自社要件に合う製品が見つからなかった。
・GitHubのパーソナルアクセストークン管理や運用に手間がかかり、運用負荷が高かった。
結果

・「m-rec」を構築し、多様なエンジニア採用ニーズに対応できる環境を実現した。
・トークン管理を自動化し、運用負荷を軽減できた。

提供サービス

ここに注目!

    さまざまな採用ニーズに対応できるコーディングテストツールを求めていた

    フリマアプリ「メルカリ」の企画・開発・運用などを手がける株式会社メルカリ様(以下、メルカリ様)。
    「あらゆる価値を循環させ、あらゆる人の可能性を広げる」ミッションを掲げており、魅力あふれるマーケットプレイスの構築を目指されています。

    今回は、メルカリ様のEngineering Officeに所属する鉄林 陽介様(以下、鉄林様)に、ハートビーツのサービスを導入した背景や決め手、導入後に実感されている効果についてお話を伺いました。
    現在ご担当されている業務や、貴社での役割についてお聞かせください。
    鉄林様:私は、メルカリのEngineering Officeに所属しています。Engineering Officeは、エンジニア組織全体の強化を担うCTO Officeのような組織で、「Engineering Strategy」「Engineer Growth & Excellence」「Engineering Information」の3チームで構成されています。

    ボードメンバーやエグゼクティブとのミーティングのファシリテーション、社内外のイベント企画、組織全体の開発生産性向上を目的としたツールの整備・運用など、活動内容は多岐にわたります。

    現在私は、これら3つのチームを横断的な立場で、エンジニアのオンボーディングや採用、キャリア成長支援など、エンジニアが活躍し続けるための仕組みづくりに取り組んでいます。
    ハートビーツのサービスをご利用いただく前には、どのような課題があったのでしょうか?
    鉄林様:弊社は金融事業やメルカリアプリなど複数のプロダクトを展開しており、フロントエンドからバックエンドまで、さまざまな領域でのエンジニア採用ニーズがあります。採用の過程ではコーディングテストを実施し、コードの書き方などをチェックすることで、面接だけではわからないエンジニアとしてのスキルを確認しています。

    そのため、各開発組織やテクニカルドメインに柔軟に対応できるコーディングテストツールを準備する必要がありました。しかし、要件にフィットする製品がなかなか見つからなかったことが課題でした。そのような背景から、コーディングテストツールをスクラッチで開発することになり、2023年に「m-rec」が誕生しました。ハートビーツ様には「m-rec」の開発フェーズの途中から参画いただき、現在は保守段階でもご支援いただいています。
    「m-rec」の仕組みについて、改めて教えていただけますでしょうか。
    鉄林様:「m-rec」は、GitHub上で動作するスキルテストシステムです。候補者ごとに専用のリポジトリが自動生成され、応募内容に応じてカスタマイズした技術課題を出題できます。課題はWebフォームから作成でき、テンプレートリポジトリをベースに課題用リポジトリが生成されます。また、一定期間が経過するとリポジトリが自動でアーカイブ・削除される仕組みとなっており、運用負荷を抑えた管理を実現しています。

    最近では現場からのリクエストもあり、2025年11月にハートビーツ様とともに、OpenAI Codexを活用したコードの一次レビューを自動化する機能を実装しました。
    「m-rec」を開発される際に重視された点を教えてください。
    鉄林様:採用チームや採用部署が運用するツールのため、Webページのユーザビリティや、社内コミュニケーションツールであるSlackを通じて採用担当者・エンジニア・候補者がシームレスに連携できる点を重視しました。実際の採用プロセスに沿った使いやすさを意識して開発しています。

    現場で実際に使用するメンバーの意見もヒアリングしながら、わかりやすくシンプルな動線で操作できるよう設計しました。加えて、一定のセキュリティ対策が確保されていることも重視したポイントです。

    当初は、コーディングが完了して課題が提出されると、人間がコードレビューを行っていました。今回、ハートビーツ様とともにAIによる自動レビュー機能を実装したことで、エンジニアの負担が軽減され、より付加価値の高い業務に専念しやすくなりました。
    ハートビーツを選んだ決め手を教えていただけますか?
    鉄林様:ITに関する知識が豊富だった私の前任者が、ハートビーツ様の技術力の高さや、GitHubを活用したアプリケーションに関する深い知見を高く評価していました。実際に相談してみたところ、快く引き受けていただけたため、依頼することになりました。

    GitHub運用の自動化と技術支援により、運用負荷を大幅に削減

    ハートビーツからの最近の提案で、印象に残っているものはありますか?
    鉄林様:GitHubのパーソナルアクセストークンの管理を自動化する仕組みをご提案いただいたことが印象に残っています。これまで、GitHubにアクセスするためのトークンは、無期限もしくは数年単位で設定されたものを使用していました。しかし、弊社のセキュリティ方針の変更により、最長でも有効期限が1年のものを使用する方針となりました。

    そのため、早急にトークンの再発行・再設定を行う必要がありましたが、これを毎年手作業で実施するのは非常に手間がかかります。そこでハートビーツ様から、短期間のパーソナルアクセストークンを自動生成し、更新作業までを自動化する仕組みをご提案いただきました。現在、この仕組みの実装を進めているところです。
    ハートビーツの支援を受けたあと、どのような効果を実感されていますか?
    鉄林様:まず、「m-rec」のローンチまでしっかりご支援いただけたことが大変助かりました。ローンチ後も、GitHub側でトラブルが発生した際には迅速に調査・対応していただいています。また、OpenAI Codexを導入する際にも、さまざまな提案をいただき、実装まで一貫して対応いただいたことに感謝しています。

    トークン管理を含め、これまで運用コストが高かったオペレーションが自動化されたことで、運用負荷の削減につながりました。弊社のエンジニアはさまざまな新規開発業務に携わっており、こうした領域に十分なリソースを割くことが難しいのが実情です。そのため、作業の効率化や運用コスト削減といった側面でハートビーツ様に技術支援をいただけることは、大きな支えになっています。
    ハートビーツを利用して良かったと感じた、印象的なエピソードはありますか?
    鉄林様自社内だけでは解決が難しいシステムトラブルが重なり、「m-rec」が一時的に停止したことがありました。その際、ハートビーツ様の担当者が献身的に調査し、問題解決に向けて積極的にサポートしてくださいました。最終的にトラブルを無事に解決することができ、とても感謝しています。

    システムの安定稼働に加え、AI活用の積極的な提案にも期待

    パートナーを決めるプロセスにおいて、特に重要視されていることをお聞かせいただけますか?
    鉄林様:パートナー様を選ぶ際には、技術的な対応力と、安定した運用能力を重視しています。

    ハートビーツ様には、技術的な問題が発生した際の調査依頼や新機能の実装支援などをお願いしていますが、「できません」と言われたことはありません。要件に沿った成果物を確実に提供いただいており、技術的な対応力は非常に高いと感じています。

    運用面でも特に困ったことはなく、安心して任せられるパートナーです。また、Slackでリアルタイムにやり取りができるほか、2週間に1回の定例ミーティングでも、皆様のお人柄が良く、円滑に楽しくコミュニケーションが取れています。限られた時間のなかでも柔軟かつ最大限に対応いただいており、柔軟性も高く評価しています。
    今後の展望とハートビーツに対するご要望がございましたら、ぜひお聞かせください。
    鉄林様:現在、弊社は「AI-Native」な組織への変革を進めています。「m-rec」ではコードレビューの一部にAIを導入していますが、ほかのプロセスにおいてもAIを活用できる領域はあると考えています。

    今後はAIを活用しながら、「m-rec」の機能強化や拡張を進めていく方針です。ハートビーツ様とも、AIのさらなる活用について一緒に検討していければと思います。

    ※組織や業務内容など、インタビュー内容は取材当時のものです。
    2026年3月

    企業プロフィール

    企業名 株式会社メルカリ
    創業 2013年2月1日
    事業内容 フリマアプリ「メルカリ」の企画・開発・運用

    TOP