こんにちは。技術開発室の伊藤です。 ハートビーツではメールサーバを自社で運用しています。そのメールサーバの移設を実施するにあたり、移設を対応するチームでさまざまなメールの仕様を理解しておく必要がありました。 メールプロトコルの仕様についてはRFC(Request For Comments)が発行されているため、メールに関するRFCを読んでまとめる勉強会を行いました。 その際にRFCを読むにあたって知っておくとよいことがいくつかあったので紹介します。
技術の最近のブログ記事
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はじめまして、2022年4月に入社した技術開発室の基盤システム担当チーム所属の小倉です。以前に滝澤がブログで紹介したメールプロトコル勉強会に参加した新人の1人です。
最近メールストアをマルチクラウド基盤上にクラスタシステムとして構築しました。このシステムではDRBDとPacemakerを用いております。そこで今回は様々な試行錯誤を経て行ったDRBD ClientやPacemaker/Corosyncの設定などについて紹介していきます。
なお、弊社で構築・運用しているマルチクラウド基盤については、WireGuardによるマルチクラウド構成VPNの事例紹介も参照ください。
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皆さんこんにちは、技術開発室の鈴木です。
弊社では昨年(2022年11月)にメールサーバーの移設を実施し、その際にスパムメール対策ソフトウェアをSpamAssassinからRspamdへ変更しました。
今回はRspamdを数か月運用してみての所感についてお話します。設定やその他細かな仕様などについてはあまり触れないため、その点をご了承ください。
また、Rspamdのバージョンは3.3系、Postfixのバージョンは2.6系以降を前提としています。
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こんにちは、去年の8月に入社しましたMSP事業部エンジニアリンググループの鈴木です。
本記事は、Apache HTTP Server(以降「Apache」と略す)のgraceful stop/restart(以降、2つを指す場合「graceful」と略す)について調査・理解したことをまとめたものになります。具体的には以下について調査しました[※1]。
- gracefulの概要、通常のstop/restartとの違いおよびユースケース
- systemd(systemctl)でgracefulを実行する方法
- gracefulを実行する3つのコマンドの動作や関係性
- gracefulを実行するコマンドの動作確認(ドキュメントの裏取り)
- 付録:graceful関連のソースコード解析(理解できている範囲のみ)
なお、今回は私個人の学びの一環としてgracefulの基本的なことから調査しましたので、内容としてはApache初学者向けになりました。ただし、Linuxの知識や経験はある前提で書いていますので、Linuxについて基本的なことは説明していません。
[※1]:調査・検証環境には、AlmaLinux8.7(カーネル4.18.0-425.3.1.el8.x86_64)およびApache2.4.37(MPM:event)を使用します。
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あけましておめでとうございます。MSP事業部エンジニアリンググループの寺島です。
弊社の監視システムは Nagios を利用しており、実行している監視も多くが Nagios Plugins を用いています。 Nagios PluginsはNagiosとセットで使うものと思われがちですが、実はNagiosと組み合わせずコマンド単体で利用しても非常に便利なものです。 この記事ではNagios Pluginsの中からHTTP監視のためのcheck_httpを取り上げ、使い方を説明します。