はじめに
こんにちは。MSPグループエンジニアリングチームの川邉(かわべ)と申します。2024年7月に中途採用で入社いたしました。
このブログでは、私がハートビーツに入社して一番「すごい」と思っている「ナレッジためぞう」についてお伝えします。
「情報共有ツールがすごい」
入社の一週間ほど前のことです。オンラインで内定者座談会を開催していただきました。内定者座談会はハートビーツのオンボーディング施策の1つで、一緒に働くチームメンバーと顔合わせをしてコミュニケーションを取り、入社前の不安感を軽減するというものです。私からの質問にも答えていただきました。
そのとき書いたメモに、こう書いてあります。「情報共有ツールが、なんかすごい、便利そう!」
私が「長時間のデスクワークが苦手なのですが、みなさんはどのようなイスを使っていますか?」という質問をしたときのことです。チームメンバーの方々に答えていただいた後、「こういうページもありますよ!」と画面を共有して見せてもらったのが、「僕の机」というタイトルのページ。たくさんの社員の方々が自分の作業環境を紹介していました。モニタやイス、机、キーボードなど人それぞれのこだわりを垣間見ることができて興味深く、またそれにたくさんコメントがついているのがおもしろく感じられました。ページの中でこんなふうに交流しているなんて、仲が良くて楽しそうな会社だなという印象を受けました。
同時に、「このページを載せている情報共有ツールはなんだろう?」と興味を惹かれました。
その情報共有ツールが「ナレッジためぞう」でした。
「ナレッジためぞう」とは?
「ナレッジためぞう」は、株式会社Helpfeelが提供するScrapboxというナレッジ共有サービスを利用した、ハートビーツの社内Wikiです。 誰でも簡単に新しいページを作ることができて、書いた内容は即反映され、誰でも閲覧して編集できます。ほかのページへのリンクも簡単です。階層構造がなく、ページを探したいときは検索します。
「ナレッジためぞう」の利用ポリシーのページにはこのように書かれています。
- 整理しなくていい
- 書きかけでいい
- 誰でも書き換えていい
- 迷わずに書く
- ページは小分けに
- ページをどんどんつなげる
実際、膨大な数のコンテンツが「ナレッジためぞう」には、あります。執筆時点(2024年12月)で、19641ページもあります。 業務に必要な案件の情報、記録、議事録などが集約されているのはもちろん、技術的な情報もたくさんあります。そして、最初に紹介した「僕の机」のようなページもあり、会社周辺の飲食店、健康診断や人間ドックの体験記、料理のレシピ、本の紹介、など多岐にわたります。各ページの下の方には関連ページも表示されるので、どんどんリンクをたどって読んでいると楽しくて時間を忘れるほどです。
ちなみにこの社内Wikiを「ナレッジためぞう」と呼ぶ人は少なく、サービス名の「Scrapbox(スクラップボックス)」がよく使われています。Scrapboxは2024年5月に「Helpfeel Cosense」とサービス名が変わりましたが、ハートビーツ社内では使い慣れた「Scrapbox」の方で定着しているようです。
書くことを推奨するカルチャー
たくさんの情報が「ナレッジためぞう」に集まっているのは、なんでも記録し、検索して読めるようにしておくことが社員に習慣づけられているからです。 入社するとまず「ナレッジためぞう」に自分のプロフィールページを作ります。研修が始まると、毎日日誌を記録していきます。社内ミーティングの記録も、案件ごとの記録も、個人の業務日誌も蓄積されていきます。研修や業務で学んだ知識は「Scrapboxで書いておくとよいですよ」と先輩エンジニアに勧められます。
ハートビーツに入社して驚いたのが、作業の手順を前もって詳細に書いておき、作業時に表示された内容なども記録していることです。最初は「そんなに細かいところまで?」と思いましたが、丁寧に手順を書いてダブルチェックを経ることで確実に作業を遂行できます。また、出力の記録も、エラーメッセージやファイル名などで「ナレッジためぞう」を検索することがあるので、誰かの役に立ちます。
以前は、技術的なことを調べたいときはあたり前のようにGoogleで検索していました。しかし入社してしばらくしてからは「何か社内の情報があるかな」と、先に「ナレッジためぞう」で検索することが多くなりました。実際それで見つかることも多く、そのたびに「『ナレッジためぞう』は、やっぱりすごいな」と驚き、たくさんの先輩エンジニアの情報に日々助けられていると感じます。
資格取得の体験記をシェア
私も、書きたいことがふっと湧いてきて「これは『ナレッジためぞう』に書いておけばよいのでは?」と思うことがよくあります。 最近私は、資格試験の体験記を書きました。資格試験の受験体験記は、私が「ナレッジためぞう」でよく見るコンテンツの1つです。
ハートビーツでは資格取得支援制度があり、受験料はもちろん、勉強のためのテキストやオンライン教材の費用も会社が負担してくれます。たくさんの社員が資格取得にチャレンジし、その体験が「ナレッジためぞう」には蓄積されています。勉強方法、準備期間、抑えるべきポイントなど、先に同じ試験を受けた人の情報はとても役に立ちました。
特に多いのがAWS認定試験の受験体験記です。一人で複数の資格を取る方もいます。私もAWS認定資格はできるだけ多く取得したいので、参考にして今後もチャレンジしていきたいです。
おわりに
業務の遂行になくてはならない存在であり、また技術や知識をシェアできる場であり、さらに社員どうしのコミュニケーションも仲立ちしている「ナレッジためぞう」。入社前の「すごい」という印象は、入社して実務を知るにつれ、単なる「すごい」ではなく「なくてはならない」存在だとわかりました。
しかし、すごいのは「ナレッジためぞう」ではなく、その中身を書いているハートビーツ所属エンジニアの技術力と、それを活用してフルリモートでも円滑に業務を進めるしくみが確立されているところではないでしょうか。たくさんのナレッジが社内に蓄積されていて簡単に参照できると、圧倒的な安心感をもって働くことができます。これはハートビーツで働くうえでの魅力の1つであると思いました。
そんなハートビーツについてもっと知りたい、自分も働いてみたいと思った方はぜひ、カジュアル面談(https://recruit.heartbeats.jp/recruit/)から、お気軽にご応募ください!