はじめまして。MSPグループの図師です。
今回は「フルマネージドサービスのメリットと失敗しない選び方」についてご紹介致します。
ITインフラを運用する際は、情報システム担当者や事業用システム担当者がその役割を担うことが多く、24時間365日の体制を保持するために外注として「監視サービス」などが利用されています。しかし、クラウド化やDX化が進み様々な要件が絡み合う昨今のシステムでは、発生しうる問題を全て事前に想定することが難しく、手順書どおりのことしかやらない「監視サービス」では対処が難しくなってきました。
その問題を解決するサービスとしてフルマネージドサービスが注目されています。フルマネージドサービスとはITインフラ運⽤の専⾨家にシステムの担当を任せるサービスです。24時間体制の監視システムと障害時の⼀次対応、サーバの設定変更やリソース管理、バックアップ・セキュリティ管理、障害の原因調査や改善策の提案など、様々な課題への対応を専⾨家が⾏います。
フルマネージドサービスが注目される理由
ユーザは24時間365日稼働するITサービスを期待しており、サービスが使えない状況が発生するとユーザの期待を大きく裏切ることになります。そればかりか、サービス提供者側も利益を得る機会を失ってしまうことにつながります。 サービスが使えなくなる要因は様々です。単純にITインフラの物理的な故障によるサーバダウンの場合もあれば、急激なアクセス増によるレスポンス悪化の場合もあります。もしくは、セキュリティ脆弱性を突かれた不正アクセスの場合もあります。このように様々な状況に対して適切に対処するためにはITインフラの専門家が関わるフルマネージドサービスを利用していると安心です。
もしサービスが使えない状況が続き、自分たちで原因の究明ができない場合は、その時点で外部の専門業者を呼んだとしても状況確認から入るため、サービス復旧までよくて数日単位、深刻な状況だと数週間以上かかる場合もあります。その点、日頃からITサービスの運営をフルマネージドサービスに任せている状況であれば、障害発生からすぐに状況確認から復旧まで行えることが期待できます。
ITインフラ管理・運用を外注する際に、注意すべき判断基準とは?
フルマネージドサービスを提供している会社はたくさんあり、選ぶ側としてはどこも同じに見えるかもしれません。しかしフルマネージドサービスの選定には経験豊富なプロのインフラエンジニア集団が在籍していることが重要です。
ITサービス障害の原因究明は比較的簡単なものから難しいものまであります。どの会社でも簡単な対応はできると思いますが、難しいものになってくると、エンジニアの経験や力量が豊かでないと何が原因なのか正解にたどり着けない場合が多いです。
一言でインフラエンジニアと言っても、エンジニアによって技術力にはかなり差があります。単に24時間365日監視してもらうだけであれば安価なところでも構いませんが、プロの技術力が必要であれば、価格だけで選ばないことが重要です。
とはいえ、どの会社がプロのインフラエンジニア集団が在籍しているのか見極めるのは難しいです。では技術力のある会社を⾒極めるにはどこに注目すればいいのか、おすすめはインフラエンジニアの教育に⼒を⼊れているかどうかです。教育に⼒を⼊れている会社は技術⼒が期待できます。また教育に⼒を⼊れている会社は様々なところでそのことをアピールしているので⾒つけやすいと思います。
ハートビーツのフルマネージドサービスの特徴
弊社ハートビーツは創業から18年(※2024年1月時点)の歴史があり 、一貫してインフラエンジニアを育成することを重要視した企業文化があります。そのためにインフラエンジニアの育成を専門に行う部署まで用意しています。
弊社で新規採⽤したメンバーは少なくとも一年程度の研修期間を経ないと監視サービスの現場で一人前と認められません。同業他社とは比較にならないほど長い期間の研修を行います。これはプロのインフラエンジニアでなければ責任を持ってお客様のインフラを預かれないからというプライドを持っているからです。
お客様との対話の中で挙げられる他者とは違う弊社のユニークな特徴があります。ITインフラの保守・管理を行いながら、適時過剰リソースの適正化や、セキュリティ強化の提案を行うということです。単にお客様から求められたことだけをやるのでなくて、プロのプライドを持って、適切なインフラ運営を行う文化が根付いています。
最後に
「フルマネージドサービス」を導入することで、お客様に精通したエンジニアチームと24時間365日の監視体制を維持している運用チームが密に連携し、お客様の事業を支えるITインフラをしっかりと運用していくことが可能となります。
弊社のフルマネージドサービスについて、ホワイトペーパーとしてまとめましたので是非ご覧ください。