こんにちは。 経営企画室の磯崎です。( @r_isoz )
本日は、人事採用分野ではあらゆるところで目にする、CXとEXについてお話しようと思います。 ここ最近、CXやEXをテーマとしたセミナーイベントや勉強会、メディア記事は非常に多くなっています。
本ブログでは、主にCXについてお話しますがEXも関連性が高いため、ハートビーツのそれぞれに対しての考え方や取り組みも多少交えながらご紹介させていただきます。
そのため、採用に関わる方はもちろん、ぜひエンジニアの方にもご覧いただけると嬉しいです!
CXとは
まず、CXとは以下のことです。
- CX=Candidate Experience=候補者体験
採用活動もおさらいしておくと、採用活動と一言で言っても、いくつかのフェーズに細分化されます。
- (エントリー前)認知→興味→検討
- (エントリー後)エントリー→本選考
- (本選考終了後)内定→検討→内定承諾
もっと細かくすると、候補者の方が検討するタイミングはたくさんありますが、大枠としてこのようなところです。
ではCXについてまとめます。
CXとは、このように採用活動の一連の中で候補者とはいくつかのタッチポイントがあるため、そのタッチポイントそれぞれで価値ある体験を候補者の方に提供するといった考え方のことです。
なぜCXが注目されるように?
ではなぜここ最近でよく目にするようになったかですが、それは、有効求人倍率の上昇や終身雇用の崩壊、採用情報のオープン化などいくつかの背景が理由とされています。
あくまでもわたし個人の解釈で要約すると、受け身の採用の時代はすでに数年前に限界となったことから、候補者の方に寄り添うことに着眼点を置く企業が増えてきたということだと思っています。
つまり、当たり前といえば当たり前の考え方に過ぎない話です。 斬新な着眼点、発想という感じでもないですよね。
しかし、残念ながら企業が候補者の方を圧倒的に上の立場から選ぶような採用活動の実態があったことで、いま、よりこのCXという考え方が注目されているのかなと思います。
ハートビーツの考えるCXとは?
ではCXが注目される中、ハートビーツとしてはどう考えているのか、わたしなりの視点でお話したいと思います。 まず、わたしの採用CXについての考え方からお話します。
すごく簡単にお伝えすると、
- 極論、採用に結びつかなかったとしても良いと思って、採用活動に向き合っています。
- もちろん、仲間を増やしたいという思いはあります。強くあります!
個人の意見に過ぎませんが、下記のような思いが強すぎる場合、どこかしらで企業が上になると言いますか、候補者の方に対してどこかで圧がかかってしまうと思っています。
- なんとしてでも採用に結びつけないとそれまで費やした採用活動は意味がない。結果が全て。
もう少しわたしの想いをお伝えすると、このような感じです。
- 採用活動を通して採用(入社)に結びついたらとても幸せなこと
- 採用活動を通してハートビーツを認知していただけたことはとても幸せなこと
- 採用活動を通してハートビーツのファンになってもらえたらとても幸せなこと
1つ目以降は、採用に至らなかった場合のことを含めます。
嬉しいことに、イベント登壇や公式ブログのインフラエンジニアWAYをきっかけにハートビーツをすでに認知いただいてる方とお会いすることも最近は増えていますが、それでも大手企業さんや知名度あるベンチャー企業さんと比較すると圧倒的に認知されていません。
ですので、そもそも認知されていないのが通常と考えるならば、採用活動を通して認知されること自体、ましてや興味を持っていただき採用選考に進んでいただけることはわたしにとって、ハートビーツにとってはとても幸せなことだと思っています。
今後もこの想いを持って、採用活動に向き合っていきます。
なお、ハートビーツの候補者の方との向き合い方については、以下でもご紹介しておりますのでぜひご覧ください。
ハートビーツのカジュアル面談のスタンスについて→カジュアル面談=会社に気軽に遊びにきてほしい。こんな思いを持っています。
EXとは?
ではここで、最後にEXについても少しだけお話したいと思います。
EXとは以下のことです。
- EX=Employee Experience=従業員体験
従業員が会社の中で働くことを通して体験する全てのことです。退職も含めます。 価値ある体験が多ければ多いほどEXは高いものとなり、結果的に従業員の満足度や事業の成長に繋がるという考えです。
詳しい記事もありますのでご興味ある方はどうぞ。→エンプロイー・エクスペリエンス
また、数年前から従業員エンゲージメントという考えが非常に注目されるようになりましたが、従業員エンゲージメントが高いという事実は結果で、EXはその結果を導くあらゆる要因のこと、このように捉えていただくと良いと思います。
EXを高める施策例としては一部ですが、以下のようなものがあげられます。
- オンボーディングを強化する
- マネジメント体制を強化する
- 福利厚生を充実させる
- オフィスの設備を整える
- 働き方改革に取り組む
近年、こういったようなことに各企業は力を入れだしています。
ハートビーツもまさにここは取り組みを強化している真っ最中です。
ここは特に試行錯誤が必要になる点ですし、ここまでやったから終わりということもありません。
永続的に取り組み続けていきたいと思います。
セミナー公開資料
参考までに、ハートビーツのエンジニア組織に対しての取り組みや考え方について、取締役VPoEの高村がイベント登壇し公開している資料がありますので、ぜひご覧いただければ幸いです!
マネジメントに関する基礎知識からハートビーツでの実践例についてご紹介しています。
おわり
人事の方だけでなく、おそらくエンジニアの方からしても、組織・文化に注目が集まっている世の中の流れを感じているのではないでしょうか。
わたしも採用や広報がメインではありますが、そこで途切れることはありませんし、新規メンバー入社後もいろいろと関わってハートビーツの組織づくりに参画していきたいと思います。
引き続きよろしくお願いします。