こんにちは、MSP事業部エンジニアリンググループの佐藤です。
Webサービスを運営していく中で、パフォーマンス改善等々でCDN(コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)の導入を検討することは多々あるかと思います。 CDN事業者が提供する分散されたエッジサーバーを介してコンテンツ配信をすることで、Webサーバーやアプリケーションの負荷を軽減したり、DDoS攻撃対策などのセキュリティ面での効果が期待できたりします。 ただし、効果的に利用するためにはCDNのキャッシュをうまくコントロールする必要があり導入に二の足を踏んでいる人もいるのではないでしょうか。
私は前職で大規模なWebサイトの運営・運用に携わっていました。 その中で、Webディレクターなど技術に精通していない運用者たちとも多く話す機会がありました。 更新したはずなのにコンテンツになかなか反映されなかったりしてコンテンツ運用をむずかしくしてしまうという側面がCDNにはあります。 これが彼らはこわく感じてしまうようです。
そこで今回は、AWSが提供するCDNであるAmazon CloudFrontを題材に、次のようなゴールを目指してお伝えしていきます。
- Amazon CloudFrontについて基本的な情報を知ってもらう
- キャッシュについて知ってもらう
- エッジキャッシュの運用について知ってもらう
私が実際に前職でAmazon CloudFrontを導入するにあたってWebディレクター向けに説明した内容を元にしています。 エンジニアの方だけではなく、Webサイト運営に関わる非エンジニアの方にも参考にしていただけると光栄です!