こんにちは、技術開発室の西村です。 昨日(2018年4月15日) は情報処理技術者試験でしたね。 私も情報処理安全確保支援士試験を受けてきました。 (T_T)
さて、現在弊社の研修周りを見ているのですが、「資格・認定試験ってどうなの?受ける意味あるの?」な話はどこの会社でも話題に上がるんじゃないかと思います。
資格・認定試験を受ける必要ある?
結論としては、「上手く活用しましょう」って言葉に集約されますが、 IPA(情報処理推進機構) などの試験は体系的に網羅的に学べるので、一度受けてみてはどうでしょうか。 私も資格・認定試験に対して斜に構えていたのであまり受けてませんでしたが今回がんばりました。 (いや〜、子育てしながらの資格・認定試験とか厳しいっすね。また別の機会にでも。) 受けてみて、最近業務ではじめて知ったことが基本情報のテキストにのっていて「うっ」となったり、 知識の深さだけでなく横のつながりが出来たのが収穫でした。
ただ受けない方もパラパラとテキストをながめて見てはどうでしょうか。 自己学習の漏れなどが分かるかもしれません。
なお弊社では IT 運用エンジニアとして必要な知識を各種資格・認定試験や技術書を参考にしてスキルマップという形でまとめています。 これを学習することで必要最低限は学べるようになってます。 また理解度を判定するためのテストも設けてます。
資格・認定試験を受けるにしても受けないにしても、以下のことはきちんと考えておきましょう。
学習に終わりはない
- 合格は結果が見えるので達成感もあり刺激になります。ただそこで思考停止せず、学んだことを共有したり、業務に活かせるようにしていきましょう。
- 会社として受けさせる方も合格は評価として使えますが、それで終わりじゃないことをちゃんと意識してもらう必要があります。
「知っている」と「使える」は別モノ
- 得た知識を活用して、お客様の課題解決に利用できるように「使える」状態にしましょう。
- 知ってはいますけど、、、で終わらないように。
- 「資格・認定試験持っていても意味ないよね」という方はこの考えがあるからだと思います。
参考資格・認定試験
ともあれハートビーツのスキルマップを作成したりする上で各種の資格・認定試験内容を見てましたので、良さそうな資格・認定試験を分類※しました。 弊社では IT インフラエンジニア未経験採用も行っており、未経験者向けの方のも記載してます。 下記以外でオススメがあれば是非があれば教えて欲しいです!
※ 分類は下記を参考にして作成したハートビーツ上の分類となります。
IT インフラエンジニア未経験者向け
IT 業務に従事してない方や、これから IT インフラエンジニアとして働く方向けとしては下記が良いかと思います。
-
- 「ITを利活用するすべての社会人・学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。」
- 広く浅く学べるものですので一通りおさえて欲しい内容となってます。
-
- 「生活や仕事に必須なICT知識を身につける」
- ITパスポート試験と重なっている箇所はありますが、より利用者に身近な部分が対象となってますので、取り掛かりやすいと思います。
IT インフラエンジニア初級者 〜 中級者
IT インフラエンジニアとして業務を走り出した方向けとしては下記が良いかと思います。
-
- 「企業や組織で活用できる実践的なICT知識を身につける」
- ITパスポート試験よりは内容が深くなってますので、ITパスポート試験の次として考えると良いかもしれません。
-
- LinuC については下記を参考にして下さい。
- Linux に携わる方には必須の知識となってますのでおさえておいて下さい。
- ただ全ての項目が必須とは思わないので、業務や興味応じてつまみ食いするのも良いかもしれません。
-
- IT技術者としておさえておいて欲しい内容となります。
- ただ基本と言えどもそれなりの難易度であると思いますし、年 2 回しかテストが無いことを考えるときちんとスケジュールして対応する必要があります。
IT インフラエンジニア中級者以上
IT インフラエンジニアとして数年業務に携わっている方を対象としてます。
-
- 自身が深めたい知識がある場合には見てみると良いと思います。
IPA 応用情報技術者/ネットワークスペシャリストなどのその他高度な知識・技能を求められる試験
- 自身が深めたい知識がある場合には見てみると良いと思います。
- 各種難易度は高いですし、年 1 回しか無いテストもありますので、きちんとスケジュールして対応する必要があります。
クラウドサービス事業者の認定試験
- クラウドサービス事業者毎に各種認定試験が提供されてますので、ご自身が興味ある分野から見てみると良いと思います。
まとめ
IT 技術者として働く以上、永遠に自己学習していく必要があります。 その中のチェックポイントとして資格・認定試験を受けて力試ししてみてはどうでしょうか。 なお弊社では資格・認定試験補助でますよ。