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Apacheの最近のブログ記事

          

Apache HTTP Serverのgraceful stop/restartを理解する

   

こんにちは、去年の8月に入社しましたMSP事業部エンジニアリンググループの鈴木です。

本記事は、Apache HTTP Server(以降「Apache」と略す)のgraceful stop/restart(以降、2つを指す場合「graceful」と略す)について調査・理解したことをまとめたものになります。具体的には以下について調査しました[※1]。

  • gracefulの概要、通常のstop/restartとの違いおよびユースケース
  • systemd(systemctl)でgracefulを実行する方法
  • gracefulを実行する3つのコマンドの動作や関係性
  • gracefulを実行するコマンドの動作確認(ドキュメントの裏取り)
  • 付録:graceful関連のソースコード解析(理解できている範囲のみ)

なお、今回は私個人の学びの一環としてgracefulの基本的なことから調査しましたので、内容としてはApache初学者向けになりました。ただし、Linuxの知識や経験はある前提で書いていますので、Linuxについて基本的なことは説明していません。

[※1]:調査・検証環境には、AlmaLinux8.7(カーネル4.18.0-425.3.1.el8.x86_64)およびApache2.4.37(MPM:event)を使用します。

          

Apache HTTP Server: MPMパラメータ チートシート

   

こんにちは滝澤です。たまにはapacheネタということで一つ。

Apache HTTP ServerのパラメータチューニングではMaxClientsなどのMPM(マルチ プロセッシング モジュール)関連のディレクティブの設定値を調整することが多いです。本記事ではMPM関連のディレクティブのデフォルト値やディレクティブ間の関係を表にまとめたので紹介します。

          

リーバスプロキシ/ロードバランサとmod_rpaf

   

リバースプロキシ/ロードバランサ配下のApache HTTP Server(以降、単にhttpdと記す)ではmod_rpafというモジュールを使用すると、アクセス元のIPアドレスを正しく取得して、そのIPアドレスでログに出力したり、アクセス制御を行ったりすることができるようになります。

今回の記事の前半ではこのmod_rpafについてインストール方法や設定方法について説明します。

後半ではmod_rpafを使ってもアクセス制御ができない問題が発生して、それを解決した経緯などを紹介します。具体的にはロードバランサとしてAmazon Elastic Load Balancingを、プロキシサーバとしてnginxを、バックエンドサーバとしてAmazon Linux 2011.09のhttpdを使ったときにアクセス元IPアドレスによるアクセス制御がうまくできない問題が発生しました。このあたりにご興味のある方は是非ご覧ください。少しだけソースコードを読めるITインフラエンジニアがトラブルシューティングをした簡単な事例としてみていただければと思います。

          

Proxy越しのDigest認証

   

こんにちは。CTOの馬場です。

今回もインフラエンジニア向けにちょっとした情報を紹介します。

今回は一部で話題になっていた「Proxy越しのDigest認証」について、 ちょっとしたコツがあるのでノウハウを公開します。

          

mod_proxy_balancerでsorryサーバを実現する

   

こんにちは。CTOの馬場です。 今回もインフラエンジニア向けにちょっとした情報を紹介します。

apache2.2から導入されたmod_proxy_balancer 、便利ですよね。
今回はそのmod_proxy_balancerでsorryサーバを実現する方法を紹介します。

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